アンチエイジングとピラティス
私、54歳になりました。
最近、年齢をお伝えすると「えっ、そうなんですか?」と言っていただくことがあります。
お世辞かもしれません。
でも、そこは深く追及せず、ありがたく受け取る方針です(笑)。
若く見ていただける理由を自分なりに考えてみると、30代から続けてきたピラティスは、やっぱり大きい気がします。
もちろん、私も普通に年齢を重ねています。
小さな文字を見るときは、ちょうどいい距離を探しますし、寝不足の翌日は、顔がきっちり事情を説明してくれます。
それでも、ピラティスを通して姿勢がよくなり、体のラインが整ってきたことは、自分でも感じています。
年齢を重ねるほど、若々しい印象には「姿勢や動き方」も関係するんだなと思うのです。
例えば、ふとお店のガラスに映った自分。
「あれ? なんだか疲れている人がいる」
と思ったら、私だった。
……そんな経験、ありませんか?
私はあります。できれば他人であってほしかった(笑)。
肩が前に入り、背中が丸くなって、視線が下がっている。
気づいてすっと体を起こすと、それだけで印象が違って見えるんですよね。
同じ私。同じ服。同じ体重。
なのに、立ち方でこんなに違うのか、と。
54歳になった今は、顔だけでなく、立ち姿や歩き方にも、その人らしさが表れるなと感じます。
背筋が自然に伸びて、軽やかに歩いている。
そんな姿を見ると、年齢に関係なく「素敵だな」と思います。
一方で、私たち世代は、体の変化も気になるところ。
「前はここにお肉、ありましたっけ?」
「このウエストのあたり、いつの間に?」
体のお肉が、こちらに相談なく配置換えをしている気がすることもあります(笑)。
だからこそ、体重計の数字だけではなく、自分の体をどう支えて、どう動かしているかにも目を向けたいのです。
私にとってピラティスは、体の使い方を見直す時間。
「あ、肩に力が入っていたな」
「今日は背中が丸くなっていたな」
そんなことに気づきながら、呼吸をして、丁寧に動く。
レッスンの外でも、立ち方や歩き方を少し意識する。
その積み重ねが、今の私を支えてくれている気がします。
もちろん、肩や腰の痛みにはいろいろな原因がありますし、ピラティスですべてが解決するわけではありません。
でも、体の変化を何でも「もう歳だから」で片づけてしまうのは、少しもったいないですよね。
私が目指したいのは、無理に30代に見せることよりも、
54歳の自分で、気持ちよく、若々しく過ごすこと。

好きな服を着て、行きたいところへ出かけて、すっと立って、よく笑う。
この先も、そんなふうに年齢を重ねたいと思っています。
30代でピラティスを始めた私には、
「その選択、なかなかよかったよ」と伝えたいです。
そして、これから始めようかなと思っている方も。
今の自分の体に目を向けることから、一緒に始めてみませんか?
未来の自分から、お礼を言われるかもしれません。
私は60歳の自分にも褒めてもらえるように、今日もコツコツ動きます。
できれば「54歳のときより素敵やん」と言ってもらいたい。
……欲は、年齢とともに衰えないようです(笑)。