
私のピラティス歴も、気づけば15年になりました。
今でこそ「ピラティスをしています」と言えば通じますが、昔はそうではありませんでした。
「ピラティス? ヨガみたいなもの?」
この質問、何回聞かれたでしょう。
説明した回数だけ腹筋が鍛えられるなら、私はとっくに腹筋バキバキだったはずです(笑)。
もちろん、ヨガはヨガで素晴らしいもの。
でも、ピラティスにはピラティスの考え方や、身体の使い方があります。
その違いをお伝えしながら、「少しずつでも、この良さが広まったらいいな」と活動を続けてきました。
それが、ここ数年の勢いといったら!
街を歩けばマシンピラティス。
スマホを開けばマシンピラティス。
「えっ、あなたも始めたの!?」と、思わず二度見することもあります。
以前は「私はヨガの先生だから、ピラティスはちょっと……」と話していた方が、マシンピラティスのスタジオを始めていることも。
長年やってきた私としては、ちょっぴり不思議な気持ちになります(笑)。
でも、ピラティスの魅力に気づいて、広めてくださる方が増えるのは嬉しいことです。
実際、世界各地のレッスンを予約できる「ClassPass」の2025年のレポートでも、ピラティスは3年連続で最も予約された運動でした。これは同サービス内のデータですが、世界での人気がうかがえます。(classpass.com )
では、なぜこんなに人気になったのでしょうか。
私が大きいと感じているのは、マシンによって、身体の動かし方がわかりやすくなることです。
マットピラティスは、自分の身体を自分で支えながら動きます。
これが、見た目以上に難しい!
「お腹を使ってください」と言われても、
「お腹はあります。使い方がわかりません」
ということ、ありますよね(笑)。
動こうとすると、首や肩に力が入ったり、腰で頑張ってしまったり。
狙っている場所とは違うところが、一生懸命働いてしまうこともあります。
そこで頼りになるのが、マシンです。
マシンのバネは、動きを助けることもあれば、負荷をかけることもあります。補助と抵抗を調整できるのが、特徴の一つです。(pilates.com )
一人では難しい動きを支えてもらったり、慣れてきたら負荷を加えたり。
指導と設定が合えば、身体の位置や向きを確認しやすく、使いたい筋肉にも意識を向けやすくなります。
「あ、ここを使うんだ!」
この感覚に出会いやすいことが、マシンピラティスの魅力だと私は思っています。
もちろん、マットにも大切な良さがあります。
マシンとマット、それぞれの特徴を活かして、身体への理解を深めていけるといいですね。
そして、世界で広がったタイミングには、コロナ禍の後という背景もあるのではないかと感じています。
ここは、私の個人的な考えです。
外出や運動の機会が減った時期を経て、
「自分の身体を大切にしたい」
「これからも元気に動ける身体でいたい」
「誰かに見てもらいながら運動したい」
そんな気持ちを持った方も、多かったのではないでしょうか。
そこへ、SNSなどを通じてピラティスを知る機会も増えた。
いくつものきっかけが重なって、今の広がりにつながったのかもしれません。
私は旅行が好きで、いろいろな国へ行きます。
東南アジアでも、最近は「ここにもピラティスのスタジオができたよ」と聞くことが増えました。
遠い場所でピラティスの話ができると、なんだか嬉しくなります。
言葉は違っても、身体を大切にしたい気持ちは同じなのですね。
ただ、マシンが置いてあれば、それだけで良いレッスンになるわけではありません。
どこを動かすのか。
どこで頑張りすぎているのか。
今のその方には、どんな動きが合っているのか。
それを見て、お伝えする先生の役割は、とても大切です。
同じ動きでも、少し位置を変えたり、声をかけたりすることで、感じ方が変わることがあります。
マシンの力と、指導する人の力。
その両方を大切にしたいと思っています。
私は、ピラティスが一時的な流行だけで終わるとは思っていません。
自分の身体を知り、丁寧に動かす時間には、流行に関係なく価値があるからです。
一方で、スタジオが増えるほど、これからはレッスンの内容や指導、通いやすさなどが、よりしっかり選ばれていくのだろうとも感じます。
スタジオビビは、今年で12年目。
昔から通ってくださる方も、最近ピラティスに出会った方も。
皆さんが安心して、自分の身体と向き合える場所でありたいと思っています。
世界で流行しているピラティス。
まずは、ここ草津で、ご自身の身体と一緒に体験してみませんか?
「私にもできるかな?」という方こそ、どうぞいらしてください。
マシンと先生が、お手伝いします。
頑張り屋さんの肩には、少しお休みしてもらいながら(笑)。
これからも、皆様に愛されるスタジオビビでいられるよう、目の前のお一人おひとりを大切にしていきます。